教室だより

川崎市宮前区の学習塾ripeのブログ。

進路ニュース#1

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…一滴の血液でガンの診断をする!と気を吐く有名素材屋さん、東レの昨年のニュースです。

🔸『痛くない検査で病気を早期発見できる』技術が、最近めちゃ注目されてます👀
世の中、意外と『痛い検査』っていっぱいあるやんか?
たとえばみんな病院🏥で、インフルエンザの検査の時に綿棒鼻に突っ込まれたことあるんじゃない?あれむっちゃ涙出るしイヤやんか😂
ああいう「痛い検査」をしなくてすむための技術を研究してる会社が増えてきてます。

🔹例えば似たような話で、犬🐶とか線虫は人間のオシッコのニオイを嗅ぐと、癌かどうか分かるんやって。面白くない?
そういうのを応用した手軽な診断って、多分ちょうど君たちがオトナになる頃に…めちゃくちゃ儲かる💰シゴトになっとると思うねん。いや、ぶっちゃけよ。


👨‍🏫俺も35になるから、今年から健康診断で胃カメラ飲まなあかんけど、すでに憂鬱や。前日絶食+くそ不味バリウム…あり得んくないか?21世紀やぞ。
でも君たちが大人になるころには、微生物やセンサーの詰まったカプセル💊一つ飲むだけで、今1日かかる健康診断ができるようになるかもしれへん🙌✨


🔸仮にどんなに強く「人の命を救いたい!」と思ったとしたって、今から医者になるのは無理かもやん?
でも、こういう技術を開発して売ってる会社で働いたり、あるいはそういう会社を作ることはたぶん誰でもできると思うの。たぶん増えるし。興味が湧けばな!シンプルに絶対人の役に立つし、お給料もたくさんもらえたら良いやんかー。

🔹「人の命を救う」のは必ずしも医療だけじゃないとは思うで?人間は意味不明の生き物やからな。
詩が人の命を救うこともあれば、マクドナルドのハンバーガー🍔だってもしかしたらお金の無い大学生の命を救ってるかもしれん。
何が言いたいかって、こうやって色んなニュース送るけどさ、根本は「一人一人が自分のできること、興味あることやってれば良いだけ」って話やから!べつに全員が研究者を目指せって言ってんじゃないからな。
まぁそんな感じで、月木ニュースでした📰

 

 

 

※ ブログ版 補足

 

なぜ『痛くない検査』は儲かるか


僕は個人的に『無痛の病理診断』は日本にとって稼ぐポテンシャルの大きな分野になるとおもいます。

そうは言っても僕はしがない塾講師で、
所有する贅沢品といえば犬とギターとオリーブオイルくらい…
ポルシェにもフェラーリにも乗ってないわけなので、お金💰とは無縁の男がそんな話をする根拠について補足させていただきます。

価値があるかどうかは分かりません。
一応元株屋ではございますので、
話半分くらいで聞いてください。
大きな理由は3つあります。

 

① 利幅がでかい
ご存知の通り、医療業界はやり方次第でダンピング(値下げ競争)と無縁です。
ある程度の期間、値下げしないで商品が売れるんです。
お腹が痛くなれば、薬の値段なんて気にしないじゃないですか。
検査のツールは原価を抑えながら、比較的高付加価値のツールとして「長年売れる+利益がたくさん出る」商品になるんじゃないかと思います。まあやり方次第でしょうけど。

もう一点、薬や検査キットは保険が適用されれば、「エンドユーザー(実際にそれを使う人+健康保険」という2つの財布からお金を貰えます。もともとそういう分野なので、お金を儲けるための条件が良いんですね。

② 日本が課題先進国である
普段皆さんはあまり意識しないかもしれないですが、日本の医療インフラってめちゃくちゃ整ってるんです。
救急車が呼べばすぐ来る。風邪程度で病院にいける…実はすごいコトなんですよ。こういう環境の資本主義国って、今のところ無いんじゃないか?って思います。例えばアメリカなんかは、病院ってめちゃ高いんですよ。糖尿病で薬もらうだけで7万円とか。だから行けない人もいっぱいいる。

んでかつ、日本にはたくさん病気をしてくれる(イヤな言い方ですけど)"高齢者"が居ますよね。しかも彼らは今のところ、治療にお金をかけられる。

高齢化や内需の衰え、都市構造などあらゆる面で「課題先進国」でありながら、
精度とクオリティーにうるさい「クレーマー大国」であり、しかも「医療インフラが充実している」。検査技術の開発と普及のための、これ以上ない環境がある。

こういう環境の国だからこそ、
新しく優れた検査技術を製品化すれば、
瞬く間にそれが全国の勤勉なMR(医薬品の営業)を介して普及させられる。

さらに幸運なことに、世界の工場はすぐお隣にあります。
あっという間に大量生産の体制を作って、
臨床データをとって、改良した製品を世界中に届けられるための環境が日本にはあると思います。

③言語が障壁になりにくい
僕は個人的に、AI分野での日本の奮戦は期待しづらいと思います。
今の中学生が就活を始める頃には、もう日本の負けで決着してる可能性があるんじゃないかな〜と。
というのも、日本人には人工知能そのものを作るアタマはあったとしても、完成した人工知能に食わせるデータが確保できにくいからです。
英語圏その他のデータを、まるっとGAFAに持っていかれてるところがスタートなので。

「高給をガソリンにして走るハードワークとスピードの勝負」になりやすいテクノロジーの世界で、日本が中国やアメリカに逆転するのは難しい。もちろん副次的な商機に乗っかることは可能だと思うんですが、そうなると経験がモノを言うというか…若者が夢を見れるマーケットではなくなる気がしてます。
そしてそれもこれも、日本人が日本語を話す民族だ、というとこに根っこがあるような気がぼんやりとしてます。日本語のせいで、日本がガラパゴス化してしまう分野はこれから増えると思います。

ところが、バイオサイエンス系の分野は違う。ハードワークと同じくらい運がモノを言う分野だし、技術が確立されてしまえば言葉の壁を超えて売れる分野なんじゃないかなと。プログラミングとかとはそこが違う。そういう期待があります。


とまぁ、自分は経済アナリストでもなんでもないですが、以上のような期待をこの分野に抱いています。
需要があるかは分かりませんが、はじめてのニュース紹介だったので…補足でした。